飲み物をこぼした事によるトラブルは、弊社でも最も多い相談の一つです。

こぼした位置や、こぼした量などによって変わってきますが、ほとんどの場合は深刻なトラブルを招きます。

防水にしてくれればいいのにとも思いますが、この美しいデザインを犠牲にすることになるでしょう。

また、MacBookAirなどは軽さも犠牲になります。

簡単な話で、ユーザーが気をつければいいだけなんですけどね。

また、もしこぼしてしまったら、すぐに修理に出す。これも重要です。

　

しかし、人間というのは、目の前で何か起きてからじゃないと対処しない動物でもあります。

例えば、Macに酒をこぼしても、数日間普通に使えてしまうと、こぼしたことすら忘れ普通に使ってしまいます。

これ、アウトです。一滴二滴ならまだしも、ある程度の量をこぼすと、その場では目に見える不具合が発生しなくても、侵入した液体によってじわりじわりといたぶられるのです。

その正体は「腐食」です。

　

不具合はある日突然やってきます。修理に出して開けられて、何かこぼしませんでした？とスタッフに訊かれて初めて思い出します。数カ月前の事件を。

機械は正直です。一度でも水没すると水没マークが赤くなっているのです。

　

渋谷区在住のお客様からお預かりしたMacBookAirも、こぼしてから4ヶ月後に不具合が発生しました。

こわごわ開けてみると...

　

もう、言葉もありません。

水没マークが真っ赤です。

基盤はあちこち腐食しており、涙目になる展開でした。

しかし、幸いなことに、腐食はロジックボードだけでしたのでロジックボードを修理し、復活。

キーボード側が腐食していなかったのは不幸中の幸いでした。

　

飲み物に限りませんが、液体をこぼした場合、その時は正常に稼働していても、後日悲劇がやってくることが有ります。水没の際は、お早めの修理を強くおすすめします。

　

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