MacBookAirのキーボードに関するご相談は結構あります。

しかし、その殆どは水没など、人為的ミスによるものです。

もちろん、経年劣化する部品ではありますが、そう簡単に自然故障はしません。

今回、新宿区高田馬場のオーナー様より

「MacBookAir（Early2014）のキーボードが正常に入力できない」

とのことでご相談を頂きました。

1つのキーを押しても2つの文字が入力されたりするそうです。

 

例えば、キーボードの「S」を押すと「ds」と入力されるといった具合です。

　

これは完全にキーボードの不具合ですので、キーボード交換しか手段がありません。

オーナー様に了承を頂き、作業に入ります。

MacBookAirのキーボードを交換するには、全て分解が必要です。

　

まずは裏ブタを開けて、バッテリーやロジックボードを取り外し、バックライトシートを出します。

　

接着されているバックライトシートを剥がすと、キーボードが出現します。

　

多数のネジと接着で固定されたキーボードを外します。

外したところ、キーボード内部には大量のペットの毛が溜まっていました。

これが原因だと思います。

新しいキーボードに交換し、逆の手順で組み上げていきます。

　

起動させてキーの入力テストを行ないましたが、全てのキーで全く問題有りません。

念のため、Apple Hardware Testなどの各種検査を行ない、問題が無いことを確認。

無事にオーナー様へ引き渡しできました。

ペットはパソコンの故障原因になることがあります。

今回は毛でしたが、それ以外にも嘔吐や排泄物で水没というケースもあります。

ペットを飼っていらっしゃる皆様はお気をつけ下さい。

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