パソコンというのは、基本的に起動時に音を発します。

それは毎回決まった音ですので、ある意味安心する音です。

　

しかし、何か異状がある場合、ビープ音と呼ばれる警告音が鳴る場合があります。

明らかに普段と違う音ですので、おや？と思うはずです。

それも、鳴る回数でエラーの内容が違います。

Macの場合は、下記を参考にしてください。

1 回の警告音 ：RAM が搭載されていません。

2 回の警告音 ：互換性の無いRAMが搭載されています。

3 回の警告音 ：メモリバンクに問題があります。

4 回の警告音 ：ブートROMのブートイメージに問題があります。

5 回の警告音 ：プロセッサを使用できません。

　

渋谷区のiMacのオーナー様より、

「起動させようとするとブーブーと変な音が鳴って起動できない。」

とのご相談を頂きました。

　

弊社にてお預かりして起動すると

「ブー　ブー　ブー」

と3回鳴りました。

これはメモリに異状が有る可能性が高いですね。

メモリモジュールの故障もありますが、メモリ解放のアプリなどが原因の場合もございます。

そこの見極めが大事です。

　

しかし、今回はそのようなメモリ周りのアプリは入れておりません。

PRAMの解放を行なっても改善の兆しが無いので、メモリモジュールを疑います。

 

メモリをチェックしてみると、エラーを検出。

やはりメモリモジュールそのものに原因が有ったようです。

メモリを新しいものに交換しましょう。

　

交換後、改めて起動テストです。

今度は問題なく起動しました。

　

念の為にApple Hardware Testなどで検査しても、新たな問題点は見つかりません。

無事にオーナー様へと引き渡しされました。

　

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