電源ボタンを教えても全く反応しないiMac。

さて、どうしたらよいでしょう？

まず最初に幾つか確認すべきことがあります。

1. 電源ケーブル類の差し込みをすべてチェック。タップのスイッチ類も忘れずに。
2. 電源ボタンを10秒ほど長押しします。その後にもう一度押してください。
3. 一度電源コンセントを抜き、1分経過してからコンセントを差して起動。
4. もし予備の電源ケーブルが有るなら交換してみる。

これでダメなら、何かしらの故障の可能性が高いので、修理店にご相談ください。

　

実際、少なくないご相談でして、一例を紹介します。

お客様が持ち込まれたのは、何の反応もしないiMacでした。

まずは放電作業を行い、ケーブルを丁寧に接続して電源ボタンを押します。

ウンともスンとも言いません。

こういう場合、電源周りのトラブルであることが多いです。

電源ユニットの故障、ケーブルのトラブル（抜け、断線など）。

珍しいケースだと、電源ボタンの断線というのも経験があります。

 

今回は、まずは電源ユニット周りを確認します。

電源ユニットは筐体の中にありますので、iMacをこのように開けます。

（結構緊張する作業です）

電源ユニットの交換自体は、さほど難しい作業ではございません。

 

開けたら、今回は電源ユニットを交換してみます。

 

電源ユニットを交換後、一旦組み上げて起動してみます。

あっさり起動しました。

 

取り外した電源ユニットも検証しましたが、故障でした。

今回はこの電源ユニットの交換で修理完了です。

電源ユニットのコンデンサという部品は寿命が有ります。

電源が不安定になってきた段階でご相談ください。

 

自分で電源を選べるPC/AT互換機でしたら、余裕のある電源を積めば良いだけなのですが、Macの場合は仕様が決まっています。

せめて電源容量も選ばせてほしいなぁと思う今日このごろです。

 

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