今や、PCの殆どが液晶画面だと思います。

15年くらい前まではブラウン管も有ったんですけどね。

豆知識を書くと、iMacの初代もブラウン管でした。

いま見ても、造形美が感じられますね。超ヒット商品だったのを覚えています。

　

さて、ブラウン管のモニタは少々のことでは割れないのが強みでしたが、今の液晶画面というのは、割とあっさり割れます。

特に、1点に応力がかかるような状況だと、すぐに割れてしまいますね。

実際によく有るのが、MacBookを閉じる際に、キーボード上に何かを置いたまま閉じてしまい、ビシっと亀裂が入るパターン。

この破損のご相談、非常に多いです。

勢いだけで閉じてしまわないで、確認してから優しく閉じましょう。

挟んでしまうのは、ボールペンを始めとしたペン類やイヤホン類が多いようです。

直せないトラブルではないのですが、割らないに越したことは無いと思いますので、気をつけてくださいね。

　

世田谷区にお住まいのお客様からも、このようになったMacBookProをお預かりしました。

　

　

想像以上の亀裂ではありましたが、見た目に反して、被害は軽微でした。

中の液晶には問題がなく、表のグラスカバー交換のみで修理できそうです。

ちなみに、グラスカバーを外す際には、ヒートガンで暖めながら作業します。

また、割れて飛散するのを防止するために、養生テープで保護しながら作業します。割れて飛び散ると一大事なので、非常に神経を使う作業でもあります。

　

そして、ついにグラスカバー交換完了です。

グラスカバーが新しいだけで、かなり見違えます。

当然ですが、内部データ等に損傷はありません。グラスカバーの交換作業さえ終わってしまえば、元通りに使えます。

　

万が一、画面にヒビが入っても、しばらくは使用できます。

しかし、ヒビは少しずつ広がりますし、それが割れ落ちて飛散するなどのケースもございます。

また、中の液晶まで破損している場合は、いずれ画面が見えなくなることが多いです。

自然に直ることは有りませんので、時期を見て修理に出すことをおすすめします。

　

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